① 胆石胆のうにできた石が胆管、膵管に詰まり、膵液の流れが妨げられることで発症します。
女性や高齢者に多くみられます。
② アルコール
長期間の大量飲酒が原因になります。
習慣的に大量の飲酒をしている方、特に男性に多くみられます。
その他、高脂血症(中性脂肪が非常に高い場合)、薬剤、内視鏡検査の合併症、外傷、膵菅癒合不全などの先天異常が原因として挙げられますが、原因不明(特発性)の場合も少なからずあります。
血液検査での膵酵素(アミラーゼ・リパーゼ)の上昇の確認、炎症反応の確認、CTなどの画像検査、
超音波検査によって行います。重症度の判定も重要です。
急性膵炎の治療の基本は、
① 絶食膵臓を休ませるため、一定期間食事を控えます。
② 点滴治療
大量の点滴で脱水を防ぎ、循環を保ちます。
③ 痛みのコントロール
鎮痛薬を使用します。
④原因に対する治療
胆石が原因 であれば内視鏡治療や手術が必要となります。
また、アルコールが原因であれば禁酒が必須となります。
重症例では集中治療が必要になることもあります。
また、急性膵炎は再発することがあります。特に、アルコールが原因の場合、改善後に再度飲酒し再発するという例がしばしば見られます。原因不明(特発性)の膵炎として再発を繰り返すこともあります。
再発を繰り返すと、膵組織が荒廃し慢性膵炎へ移行することもあります。
突然の強い上腹部痛、背中まで広がる痛み、吐き気を伴う激しい腹痛などの症状があれば、我慢せず医療機関を受診してください。
クリニックを受診され急性膵炎と診断された場合は、原則入院治療を要するため、入院施設のある病院への紹介となります。
急性膵炎は、突然の強い腹痛で発症する病気です。
早期に診断し適切な治療を行えば多くの例では回復しますが、重症化することもあります。
気になる症状があれば、当院へご相談ください。