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胆のう結石

胆のう結石ってどんな病気?

胆石とは肝臓や胆のう、胆管にできる結石です。結石がどこにあるかによって、肝内結石、胆のう結石、胆管結石(総胆管結石)という名称がついています。最も多いのが胆のう結石で78%、次いで総胆管結石が21%、肝内結石は1%でした。一般的に胆石症というと最も多い胆のう結石症をさします。
胆のう結石ってどんな病気?
本邦での胆石の保有率は人口の約10%で、食生活の欧米化で増加する傾向にあるほか、加齢と共に増加し50歳から60歳代の中年で肥満傾向の女性に多いと言われています。 

胆のう結石の原因は?

胆石は、「コレステロール結石」と「色素結石」の2種類に分類されます。最も多いのはコレステロール結石で、胆汁中のコレステロールの量が増えると、余分なコレステロールが溶けずに結晶化して、これを核にして結石ができます。胆汁中のコレステロールが増える原因としては、脂肪分の多い食事やカロリーの高い食事、肥満、脂質異常症、糖尿病、妊娠、急激なダイエットなどがあります。

色素結石にはビリルビンカルシウム石と黒色石があります。ビリルビンカルシウム結石は、大腸菌などの細菌感染が原因といわれています。黒色石の成分はビリルビンと重金属で、溶血性貧血や肝硬変、クローン病などの患者さんで多く見られます。 

胆のう結石の症状は?

胆のうに結石があっても多くの場合は無症状で、症状が出るのは胆のう結石をもっている方の20%程度といわれています。胆のう結石症の自覚症状で最も多いのは右季肋部痛(右の肋骨の下あたりの痛み)です。背中や肩に抜けるような痛み(放散痛)を伴うこともあります。人によっては、みぞおちやおへその上のほう、右の肩甲骨の下、腰痛などといろいろです。痛みの種類も鋭く差し込むような痛み(疝痛)や鈍い重苦しい痛み、肩こりのように張った感じなど様々です。油ものを食べた後に起こることが多いです。これは胆のう結石が胆のうの出入り口をふさいで、胆汁の流れを妨げることにより起きます。その状態で胆のう内に細菌が感染すると、急性胆のう炎や胆管炎となり、腹痛、発熱、黄疸を併発します。この場合、重症化すると命に関わることもあり、早期の治療が必要になります。

胆のう結石の診断は?

胆のう結石の診断に最も簡便かつ確実なのは腹部超音波検査です。CT検査、MRCP(MRIを用いて胆嚢・胆管・膵管を撮影する検査)、超音波内視鏡検査(EUS)も胆のう結石の診断に有用です。
腹部超音波検査

胆のう結石の治療は?

腹痛など胆のう結石に伴う何らかの症状がある方は治療の適応となります。無症状の方は年に1回程度の腹部超音波検査による経過観察を行います。

胆のう結石に対する治療は外科的には胆のう摘出術、内科的には溶解療法、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)がありますが、溶解療法、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)は一部のコレステロール結石にしか有効でありません。胆のう結石による胆石発作(腹痛)を繰り返している方、急性胆のう炎や胆のう結石の落下による胆管結石を発症した方には外科的に胆のう摘出術を行うことをお勧めします。最近では技術が飛躍的に進歩していることに加えて、手術の傷跡が小さく術後の回復も早いため、主に腹腔鏡による手術が行われています。

また、無症状の方でも、胆の壁が厚くなっている、胆のうが萎縮している、大きな結石や多数の結石のため胆のうの壁を正確に評価することができない、胆のうの壁が全体に石灰化しているなどの所見が認められる場合は、胆のうがん発症の可能性を考慮し、胆のう摘出術をお勧めすることがあります。 

まとめ

油ものを食べた後に腹痛がある方は胆のう結石の可能性があります。ぜひ腹部超音波検査を受けられることをお勧めします。またこれまで胆のう結石を指摘されたことがある方は放置せず、継続的に年1回程度の腹部超音波検査を受けましょう。

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